皆さん、こんにちは。
心理カウンセラーの NAO です。
私達は、様々な関係性を築きながら生きています。
その中でも特に、切っても切れないのが「家族」だと思うのですが
皆さんは、親子・兄弟、夫婦または親戚等との関わりにおいて、良好な関係性を持てていますか？
それとも、家族であるが故の苦しみを抱えておられるでしょうか。
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私自身においても、「家族とは何なのだろう？」という問いに
まだ明確な答えは出せていません。
しかしながら、以前よりも俯瞰して観ることは出来るようになってきました。
そこで段々と気づいた事は、
例え血が繋がっていても、互いにとって
それぞれが別の人間である事には変わりがなく、
「互いを尊重する」という土台が無ければ、
いくら家族であっても、良好な関係性は築きにくいという事です。
それぞれは別の人生を生きている者同士だった2人が縁あって夫婦になり、日々の生活を共にしていく。
その中で
家庭によっては、夫婦のもとに子どもが生まれ
親という役割を通して、子どもが自立して生きていく為の関わりを学ぶ。
しかし、その関わりにおいて
様々な問題が生まれる家庭は少なくありません。
家族の中で起きる悲しい出来事が、後を絶たないように。
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人間関係というのは、心と心の繋がりです。
目には見えないけれど、互いの心が関係性をつくり上げているのだと思います。
ですから、どちらか一方が
あるいは両方の心にひどく偏りが生じる時、
その関係性にも歪みが生まれます。
家族というのは、他の他者に比べて身近な存在という事もあり
その歪みに気づきにくかったり、あるいは適切な理解が難しく、拗れやすい関係性でもあるかもしれません。
家族の問題を抱えた時
あなたの家庭での役割がどれであっても言えることは
・それぞれの間には必ず境界線が存在すること
・家族という関係性は、支配や執着では成り立たない（育まれない）こと
・すでに成人している場合には、自分の人生には自分に責任があることを自覚し、相手に期待したり執着する事に苦しみが伴い続ける場合は、自分を救う選択肢の方に目を向けること。または、その事を自分に許可すること。
これらは、問題の悪循環を防ぐために重要な事だと思います。
本来の家族というものの良さは、
この世の中を生きていく限り、決して楽しい事ばかりではなく
悩み苦しむこと、落ち込むこと、怒りに震えるような出来事が避けられない中で
長い時間を共に過ごした互いの存在を心強く思いながら
何の肩書にも囚われる必要もなく、ただ互いの存在がある事に感謝しながら
それぞれの人生の幸せを、心から願い合える相手がいる、という事ではないかと思うのです。
その為には、心が健全に働いていること
また、心のあらゆる感情や欲にその都度気づく必要があります。
「家族なのだから」という欲求や
「家族なのに」という罪悪感は
度が過ぎれば、執着心や支配欲という形でそれぞれの心を蝕み
やがては心が病んでいく事になりかねません。
ですから
家族という関係性の中において悩みを抱えておられる方は、
仮にその問題の原因が相手にあるように感じられていても
まずは、自分の心を見つめることが
あなたの人生にとって必要な過程になると、私は思います。
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私自身も、5歳の息子がいますが
息子と上手く関わっていけるだろうかと、不安を感じる事はあります。
しかしながら、
いつか私達の元を離れていく息子には
自分自身を頼もしく思って
彼らしさを信じて生きていってほしい。
だからこそ
私は日々、私自身の心を観察するのです。
そして、互いの存在に励まされながら
それぞれの人生を力強く歩んでいけるような「家族」という心の繋がりを
時に失敗したり修正しながら
夫と息子と共に、育んでいきたいと思っています。
今日も最後まで目を通してくださって、ありがとうございました。
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