皆さん、こんにちは。
心理カウンセラーのNAOです。
今日はアダルトチルドレンについて解説しようと思います。
精神科医、家族機能研究所代表でもある斎藤学氏の著書によれば
アダルトチルドレン(AC)は、元来アメリカのアルコール依存症の臨床のなかから産まれた言葉で、
「アルコール依存症の問題を抱えた家族の中で成長した大人(ACoA)」を意味しているそうです。
また、斎藤氏の著書の中で用いられているAC概念は、アメリカの臨床家たちのいうそれよりも広い範囲を指し、より深い病態も含んでいて
「家族内トラウマの後遺症(PTSD:心的外傷後ストレス性障害)」に悩む人を指す、と書かれています。
家族内トラウマによって心の発達がその時点で停止しているために
「生きづらさを抱えている」事がアダルトチルドレンの1つの特徴なのだそうですが、
私自身の経験から
自分がACである事に無自覚だった頃の感覚を言葉で表してみますと
・自分を生きている感じがしない
・漠然とした不安感がつきまとう
・心が空っぽな感じがして、常に寂しさを抱えている
・信頼関係の築き方が分からない(距離感が掴めない)
・相手の機嫌や顔色が悪いと、自分に責任を感じて落ち着かなくなる
・罪悪感を感じやすい
・気付くと相手に迎合している
・自分がどうしたいのかが分かりにくい
・大人の期待に応えなければいけない
・無価値観を抱えている etc…
特に思春期から成人にかけては、これらの感覚が顕著に表れた為に、生きることそのものに非常に神経を遣っていたと思うのですが
では何故、冒頭に述べたアダルトチルドレンであることが生きづらさに繋がるのかというと、
それは、子どもの時に両親との関係において、役割が親子逆転していたからだと思います。
次回はその事を詳しく書かせて頂こうと思いますので、宜しければご覧になってみて下さい。
参考文献『アダルト・チルドレンと家族』斎藤学 著
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