傾聴が心にもたらす変化

心理カウンセラーのNAOです。
新年明けましておめでとうございます!

今年もこの場所を通して皆さんと繋がっていけるよう、コツコツと発信を続けていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い致します(^^)

また私とのカウンセリングをご希望の場合は、HPの予約フォームより入力をお願いいたします。
(カウンセリングを受けるにあたって不明点やご質問がございましたら、お気軽にお問合せください)

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カウンセリングは、クライアントが抱えた問題を共に見つめる作業で
それは決められた時間・料金・場所の枠組みの中で行われます。

また、カウンセラーとクライアントの間には利害関係が無いこと(日常生活において接点がない)が必須ですが、それはカウンセラーが真っ白な気持ちでクライアントと関わる事が望ましいからです。


カウンセリングを受けたことが無い方からすると
傾聴によってなぜ心に変化が現れるのか、具体的に想像しづらいかもしれません。

例えば自分の周りにいる誰かに、日頃の不満や弱音を聴いてもらうことによって心が楽になることがありますが

それは自分の心にある「苦しみ」が、他者によって「共感」されることによって得られる感覚です。

しかしながら、日常生活において生じる悩みに対して、どれだけ周囲に理解を求めても息苦しさが解消されない時(言葉に出来ないような漠然とした不安感や、自分を生きている感じが無いという感覚)…

それはもしかすると、
その方が元々に抱え続けてきている生きづらさが、今現在の出来事を通して(仕事・子育て・人間関係など)現れているという見方も出来るかもしれません。

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実際に私もそうであったように
カウンセリングを受けようと思う時は、
大抵の場合「もうこれ以上は限界だ」「もう頑張れない」という、ボロボロの状態の時ではないかと思います。

ですからカウンセリングとは「心の弱い人が受けるもの」と考えている方もおられるのではないかと思いますが、それは違います。

クライアントは対話によって自分自身を俯瞰して見つめ、時には蓋をし続けてきた感情に目を向けながら、あらゆる気づきを経てクライアント自身によって回復していかれるのです。

またカウンセリングを受けようと決めた時点で、
例えそのきっかけがどんな悩みであっても、クライアントの心には「これまでの古い枠組みを越えて、自分らしく生きていきたい」という気持ちが潜んでいるように思うのです。

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カウンセラーは、決められた時間の中で
クライアントの心に全神経を集中させて傾聴します。

カウンセリングによってクライアントのこころが深く癒されるのは、
出来うる限り共感的に、また根気強く心の動きを見守られるという経験によって
時間をかけてクライアント自身が自分に対して温かい眼差しを向けることが出来るようになり

さらにそこから、人によっては生きづらさと向き合うことで、これまで自分を苦しめていた思い込みや思考に気づき、それらを手放すことに繋がるからかもしれません。


ですから、カウンセラーはクライアントの一時的な「安全基地」となりながら
やがてはクライアントの心にそれがつくられていくまでの間を共にする事が使命なのだと思います。


今年も、ご縁のあるクライアントと共に
私自身の心を成長させていきたいと思います。


今日もこのブログに目を通してくださり、ありがとうございました(^^)


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