皆さん、こんにちは。
心理カウンセラーのNaoです。
私達は、人間関係において
時に「この関係は、互いにとって良好だろうか?」という視点を持つ必要があると思います。
特に家族(親子、夫婦、兄弟など)との繋がりは切っても切ることが出来ないものですが、今その関係に悩んでいる人が沢山います。
関係性の問題において、特に注意したいのは共依存ではないかと思います。
互いが無意識に、自分の置かれている状況を「相手のせい」と責めながらも、
その相手から離れる事が出来ない(と思い込んでいる)為に、自分の人生を生きていくことが難しくなります。
この共依存の問題には「無実の罪悪感」と「自分自身に対する不信感」が大きく関係していることがあります。
ここでいう「罪悪感」は、相手が幸せな状況でないのは自分の力不足だという思い込みであり、
「不信感」は、本当は相手に対する強い怒りがあるにも関わらず、
本当の気持ちを抑えて相手に迎合し続ける事により、自分の感情に鈍感になり、自分を信頼して生きていくことが出来ない状態を指します。
私達は、関係性が近ければ近い程、その間の境界線が曖昧になりがちです。
また機能不全家族と言われるような、家族としての健康的な機能が働いていない場合には
それぞれの課題・責任の分離が出来ていない場合も少なくありません。
この問題の解決の糸口として、まず何よりその関係性の違和感に「気付く」必要があります。
もし今、誰かとの関係性に悩んでいる方が見えましたら、
このような見方もあるということだけ、頭の片隅に置いて頂ければ幸いです。
そして、もしその関係性で大きな苦しみを感じている場合には
「相手の状況が良くなれば自分は幸せになれる」という考えから一旦は離れ、
「自分の幸せ」に目を向けることが必要だと思います。
何故なら、私達は相手を変える事は出来ないからです。
変えられるのは、自分の内側と自分の人生なのです。
その事に気付いた時、今抱えておられる苦しみは、あなたの人生にとって重要な、成長のための肥料となるのではないでしょうか。
今日も最後まで目を通してくださってありがとうございました。
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