こんにちは。
心理カウンセラーのNaoです。
先日、ラジコンで遊ぶのを楽しみにしていた息子を連れて公園に行ったのですが
到着してから電池が切れていることに気づき、すぐに動かせないと分かった息子は案の定、大泣きしました。
「仕方ないよ、他のおもちゃで遊ぼう?」
「このあと家に帰ったら、近くの広場に行ってラジコンすればいいじゃない」
いくら説得してもダメ。
「一度、車で家に帰って電池を取りに行く?」
「少し時間はかかるけど、今からお店を探して一緒に買いに行くのは?」
ここまで言ってもダメ。
息子の癇癪は収まるどころか、ひどくなる一方。
こうなると、親側は
「いい加減にしなさい!!」と言いたくなりませんか?
実際、私もこれまでに似たような事がある度に、この言葉を何度も叫んできました。
何故なら、目の前の息子の癇癪をどうにかして止めないと、自分の心が折れそうだったから。
でも今回は、息子をコントロールしようとするのをやめて
「いま」ラジコンで遊びたかった息子の気持ちに、徹底的に寄り添ってみたのです。
「本当、嫌だよね。せっかく楽しみにしてたのに電池が切れているんだから」
「どうして新しい電池持ってきてくれなかったの?って思うよね」
「すっごく楽しみにしてたのにね」
「もしママが◯◯君なら、悲しくて怒ってるよ」
すると・・・
あれだけ大泣きしていた息子が静かになり、私が言うことに「うん、うん」と頷き始めます。
「どうする?本当に遊びたかったら、これから電池を買いに行くことは出来るよ」と私がもう一度聞くと、
「ラジコンをリュックに入れて、一緒に走ってあげるから大丈夫!」と言って、
息子はようやく泣き止み、笑顔を見せてくれました。
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今回の出来事で、私は改めて共感する事の大切さを実感しました。
息子は、コントロールされるより「自分の気持ちを理解してもらえた」という安心感によって心が落ち着いたのだと思いますが
このように共感するという事は、意外と出来ていない事が少なくありません。
分かったつもりではいても、
私達は無意識に、自分の物差しや思考を通して相手を判断してしまいがちなのです。
また自分の心の状態によっては、
相手に寄り添うこと自体が難しく感じられることもあります。
共感する際に大切なことは
相手の立場になって気持ちを想像することだと思いますが、
私はまず自分に向けるように心がけています。
というのも
普段、何気なく自分に投げかけている言葉…
よく観察してみると、思いの外厳しかったり、否定的な言葉が多いのです。
ですが、自分に対して厳しいと
人はどうしても、それを家族や他者に投影し
目の前の相手に同じことを求めてしまいがちです。
私達は自分を許せた分だけ、
他者にも思いやりを向ける事が出来るものだと思いますので
まずは自分の心が感じている事を、普段からなるべく聞き逃さないようにしつつ
それと同じように
子供やパートナーの気持ちに寄り添うことを心がけながら、日々過ごしています。
(出来ない日もありますが^^;)
皆さんも、
毎日を懸命に生きている自分自身に
思いやりの心を示してあげて下さいね。
また、たった1人で沢山のことを抱え込んでいて苦しい場合、時には助けを求めることを自分に許してあげて下さい。
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今日も、最後まで読んでいただいてありがとうございました(^^)
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