心を見つめ直すことの意味

皆さん、こんにちは。
心理カウンセラーのNAOです。

前回は、生きづらさの要因の一例として、アダルトチルドレンについてお話させて頂きました。



親子関係だけでなく、兄弟や恋人、職場や友人関係において、心に傷が残るような嫌な出来事があったり、大きなトラウマとなるような経験をした等、人によって生きづらさを感じるきっかけというのは本当に様々ですが…

私の場合、必要に応じて過去を振り返りながら心を見つめ直したことは、心が拒絶してきたある部分を許し、受け入れる事に繋がりました。またそれに伴って、以前に比べ、心が安定しているのを感じています。

これは、心の内で生まれる様々な感情の取り扱い方に少しずつ慣れてきたとも言えると思うのですが

もしかすると、私達の心が落ち着かなくなるのは
心に生じた負の感情の置き所に困っている時なのかもしれません。


怒り・不安・悲しみ・焦り・罪悪感・嫉妬等のような感情を抱えている時、その自分を受け入れる事は、誰しも容易ではありませんよね。

そのような感情はなるべく早急に心から追い出し、ポジティブな状態の自分に戻って心を安定させたいと思うのではないでしょうか。

しかしその葛藤が、余計に心を揺らがせるのかもしれません。

何故ならそれらは理由があって生じたものですから、どんな感情であっても、その人自身の心によって温かく共感される事を望んでいると思うのです。



共感されると、人は「この自分で在ってもいいのだ」と深いところで安心を感じる事ができます。

その安心感が、また一歩を踏み出し歩く力となるのだとすれば

心を見つめ直すというのは、

例えば、かつて深く傷つき惨めだった時
孤独を抱えてひどく寂しかった時
理不尽な出来事に翻弄され怒りに震えた時などのように、

その当時の許容範囲を大きく上回ってしまったことで心の隅に追いやった感情を、安心出来る場所で癒していくことによって

拒絶し続けてきた一部の自分とも手を取り合い、

共に歩んでいく為の、許しの道程なのかもしれません。




今後も、今このブログを読んで下さっている方にとって
あなた自身を信頼して生きていく為のヒントや、束の間でも心がホッと出来るような発信を心がけていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

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