自己否定感と依存の関係性


皆さん、こんにちは。
心理カウンセラーの Nao です。

突然ですが
皆さんは、普段どのくらいの時間スマホを見ていますか?

ある本の中で「ネットサーフィンは、
一番即効性の高い処方箋不要の鎮痛剤」と
書かれているのを見た事がありますが

現代を生きる私達は「何もない」時間を持つ事が
とても苦手になったと思います。

私自身も、特に何か目的があるわけでもないのに、気づけばスマホを手に取っている事がありますし
手元に無かった場合、何となく気持ちが落ち着かない時もあります。


それって何でだろう?と考えた時
理由のひとつとして、心にある不安や感情と向き合うことを
恐れているからかもしれないなと思いました。

これはスマホだけに限らず
お酒・カフェイン・過食・ギャンブル・買い物依存・対人関係等においても
過度に偏っている場合には、同じような事が言えると思います。

そして、その根っこには「自分をダメだと強く否定し続けている」自分が隠れていたりします。

何か嫌な出来事があった時に、一時的に気持ちを紛らわす事は、大なり小なり誰もが無意識にしているものですよね。

むしろ、気持ちの切り替えとして上手く利用することによって、
私達は様々な場面をどうにか乗り切りながら、日常生活を送れているのだと思います。


ただ、依存性が高いものに関して言えば、
仮にスマホの場合、ストレスを抱えている状態に対して
更に脳を疲れさせるような情報が膨大に入り込んでくるわけですから
人によっては、かえって心身を疲弊させる事になりかねません。


「なにもない時間」とは
「今この時の自分と繋がる時間」でもあります。

日々心を観察していると、私達は思っている以上に自分の行動や言動、思考をジャッジしていたりするものです(時には他者に対しても)。

ですが、それらを良い悪いと判断する思考から離れて、心に沸くその思いをただ観察していると

少なくとも、自分を否定する自分とは距離を置くことが出来るようになります。

そして「否定するようになったのは何故だろう?」と、内観の方に意識が向き始めると

実はそれが、思い込みであることに気づかれることもあります。


もし、日常生活において
いつも何かで気を紛らわせていないと落ち着かなかったり
気付けばいつもイライラしている、という場合には

あえて、その裏側にある「自己否定感」を見つめてみてはどうでしょうか。



今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました(^^)

コメント