みなさん、こんにちは。
さて、時に私達は
「あの人にずっと嫌われている気がする」
「どうして自分ばかり大変な目に遭うのだろう」
「いつも責められてばかりだ」等と感じて落ち込むことがありますが、
その感情が膨れ上がると
被害妄想という、苦しく狭い思考に自分を閉じ込めるようになります。
誰しも疲れた時などはそのような思いになることがあると思いますが
心理的な面から見てますと、被害妄想に陥りやすい人は以下のような傾向があるように思います。
①自己肯定感が低い
②自分に厳しい
③自分の本音や感情を感知する力が弱っている
④甘えを抑圧している
これらに共通していることは、元々に自己否定感が強いということです。

自己否定感が強い場合
ありのままの自分を受け入れるという事が難しく、必要以上に自分に完璧を求めます。
また無意識に他者に認めてもらう事で満たされない心を埋めようと試みますが、それはどれだけ追い求めてもキリがありませんから
次第に、「なぜ相手は自分を分かってくれないのだろう」という気持ちが生まれます。
しかし、自分を理解していないのはその人自身なのです。
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「分かってもらえない」という不満が膨らむ時
その心には甘えが潜んでいます。
もしかするとそれは、
かつてその人が子供の頃に、良い所もそうでない所もある不完全な自分を受け入れられる経験が乏しかったからかもしれません。

仮に今のあなたの状態が、誰かにとっては不十分に感じられるものだとします。
自己否定感が強い人は二分化思考になりやすい為
自分を強く責めるか、あるいは相手の理解が足りない事に怒りを感じます。
そんな被害妄想に陥った時に大切なのは、
「自分の全体を受け入れられたい」という他者への期待を手放すことだと思います。
私達は、あくまでも自分自身によって等身大の自分を受け入れられた時
ようやく心の本音に触れる(=自分と繋がる)ことが出来るようになります。
また冷静に物事を見つめてみると、時に相手側の課題が見えることもあります。
これは自分の心が安定することによって
それまで曖昧だった自分と他者との間に境界線を引けるようになるからだと思いますが
実際、相手側に何らかの理由があって心に余裕が無いとか
相手自身が受け入れがたい一面を、こちら側に無意識に投影している事もあるということです。
ここで私が伝えたい事は、相手を悪いと思えばいいということではなく
あるがままに起きている出来事を見つめることの大切さです。
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このように、
かつて捻じれてしまった「甘え」から自由になることは
被害妄想という苦しく狭い思考から自分を解放し、主体的に人生を歩むことにも繋がります。
またその過程は、抑圧し続けてきた自分の心の声を辿る道のりでもありますから、
深い癒しをもたらすのではないかと思います。
もし、今自分が置かれている状況を八方塞がりに感じているにも関わらず、周囲に弱音を吐きだせる人が見つからない場合は
カウンセリングという方法で心を整理することも出来ますので
気になられた方は、お気軽にお問い合わせください(^^)
では、今日も読んでいただいてありがとうございました。
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