人間関係に悩んだときは

皆さん、こんにちは。
心理カウンセラーの NAOです。

私たちは日々、それぞれに置かれた環境の中で、様々な人と関わりながら過ごしています。
友達、恋人、夫婦、家族や親戚、職場関係など・・・
そしてまた、人の悩みのほとんどは、人間関係からくるものではないかと思います。

もし今、人間関係が上手くいっていない事によって苦しい思いをされている方がみえましたら、次の事について、一度振り返ってみられると良いかもしれません。

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◎相手との距離は適切か

例えば、夫婦関係・親子関係・兄弟関係などにおいて、普段他人にはしない言動や態度を見せ合うことがありますよね。
これは心を許し合えている関係性だからこそ出来ることですが、私たちは身近な人に対しては甘えが生じやすく、また多くの事を期待したり要求していたりします。

しかしながら、家族は「社会の最小単位」とも言われるように、突き詰めるとそれぞれは別の人間ですから、健康な関係性を築くためには、互いの存在を尊重し合う意識を持つ必要があります。

◎その問題の責任は誰にあるのか

相手を大事に思えばこそ、私たちはその人の為を思って行動することがありますが、度が過ぎると、相手が持つべき課題や責任を、気づくとこちらが背負ってしまっている事があります。

また、助ける側に心の問題がある場合、それは次第に「共依存」に発展し、その関係性は非常に不健康で、結果的には両者が苦しむことになりかねません。

◎目の前の相手から引き出される、心がザワつく感情(不安や怒り、悲しみなど)の原因はどこにあるのか


例えば、職場でいつも横柄な態度を取っている人に対して必要以上にビクビクしてしまうとか
冷たい対応をする人に対して「私は嫌われているのか」と不安になる等のように、

目の前の相手の機嫌や対応によって心が揺れ動きやすい場合、それは非常にエネルギーを必要としますから、おそらく1人になった時、疲労感が押し寄せてくるのではないかと思います。

また、恐れや不安に限らず、ある特定の人を見ていると何故かイライラしたり、心が落ち着かなくなるような経験をされたことがある方もみえるかもしれません。

これらは一見、目の前の他者があなたの心を不安定にさせているように思えますが、実はあなたの心の中に、その感情の種が存在している事があります。

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この3つのポイントに共通している事は、自分と他者との間の境界線が明確であるか、または適切であるかどうかだと思います。

もし、その境界線が曖昧であると感じる場合には
相手や環境が変わっても、何故か似たような問題に悩み苦しんできたという過程を辿ってきているかもしれません。

その心の内には
「本当は~したい」「本当は・・・したくない」等のような欲求があるはずですが、

何らかの理由があって認知(勝手に浮かび上がる考えやイメージ=自動思考)に偏りが生じていると、私たちはその自動思考をベースにして、無意識に物事を判断してしまいがちです。


認知行動療法という心理療法は、問題やストレスに対して、「認知」と「行動」の側面から自己改善する為の考え方だと言われており、当ルームのカウンセリングにおいても重要な基盤の1つとなっていますが、

人間関係において似た傾向の悩みを抱えてきた方や、ある人との関係性に長い間悩み続けている方は、今現在の問題をこのような観点からも見つめてみる事で、もしかすると、これまでとは違った気づきが生まれるかもしれません。

認知については、また別の機会に詳しく解説させていただこうと思いますので、宜しければご覧になってみて下さい。

今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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