皆さん、こんにちは。
心理カウンセラーのNAOです。
さて、先週はもうすぐ小学生になる息子の就学時健康診断があり、近所の小学校へ行きました。
初めての場所に息子はやや緊張気味でしたが、
いざお友達と別の教室へ向かう頃には、ワクワクした表情に変わっていました。
子ども達が健診を受けている間、保護者は子育て講座を聴講しました。
テーマは『言葉がけで変わる 子育てのコツ』です。
主に、子供の自尊感情や自己肯定感を大切にするための言葉がけのコツを学び、隣の保護者とペアになって実践練習するという流れで、
具体的には「ちくちく言葉(あいまい・長い説明・否定形・いやみ・罰・怒鳴る等」を使わずに
それらを「ふわふわ言葉(代わりの行動・ほめる・待つ・共感や復唱・深呼吸・離れる等」に換えるというものなのですが、
気を付けているつもりでも、日頃の関わり方を思い返すと、やはり前者の言葉が口から出ている事が少なくありません。
この講演会の趣旨はあくまでも子供への言葉がけのコツをレクチャーする事でしたので、実践演習までを行い終了となりました。
普段の親子関係を振り返るきっかけとなり、知識としても参考になりましたが
おそらくこの講座を聴いた大半の保護者は、
「分かってはいるんだけどな…」と感じたのではないかと思いました。
朝目が覚めた瞬間は「今日こそ優しく接しよう」と思うのに、時間に追われる内に段々と言葉や態度がきつくなってしまう。
そして夜、家族が寝静まった後
その日怒鳴ったりイライラしてしまった自分を思い返して心が沈む。

何度言っても子供が出来ずにいることより、
出来るようになった所に目を向けてやれるのも
子供の「したい!」「したくない!」の主張を
ある程度受け入れてやれるのも、
結局の所、親の心の余白次第だと思うのです。
また子育てというと、
親が子供に対して一方的に働きかける関係性のように思いがちですが
親子という形で「人間関係」を築いているのだと最近感じています。
人と人との間には相互作用が働いています。
ですから親子の場合にも、
信頼関係を育んでゆくためには
まず親自身が、自分との関係性を整えておくことが大切だと思います。
それは例えば…
一体いま自分はどのくらい疲れていて、
どのくらいの休息を必要としているか
1人で背負い過ぎていないか
子供に期待し過ぎていないか
夫婦関係や他の対人関係はうまくいっているか
もしそうでないなら、どんな事にモヤモヤしているのか
自分にはどのような思考の癖があって、
なぜそのような物事の捉え方を身に着けたのか、など…
静かな心で、理解を示すつもりで
自分に問いかけることです。
すると子供に対して苛々していた筈のいくつかは
実は別の問題や悩みによって生じていた、と気づく事があるかもしれません。
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では最後に、ある小説の一部をご紹介して終わりたいと思います。
子供に語りかける母親の言葉です。
『ノニが来たら、幸せだなって思って、
顔色を見て、健康だなって思って、
嬉しく思って、おいしいものを食べさせたり、
喉の渇きを癒してあげたり、
そういうことを大事にするってこと。
自分の中をきれいにしておくことしか、
人間にはできない。
もしもノニが来て
めんどうくさいなとか寝ていたいなとか、
うとましいなと思う自分だったら、
私は自分の中にほこりがつもっていると思い、掃除をするだろう。
その掃除を続けていくことでしか、
世界になにかをあげることは、できない』
(アナザーワールド 王国その4/よしもとばなな著)
日々子どもの側からも
無償の愛情や癒し、学びを与えられている。
そんな豊かさを感じられる心で在りたいものです。

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