皆さん、こんにちは。
心理カウンセラーのNAOです。
最近、子育てをしながら思うことがあります。
それは、「この時間に意味なんてあるのだろうか?」と思えるような間(ま)の中にこそ、その人の個性という可能性が無限に広がっているのではないかという事。
その中で、心がじわじわと成長しているのかもしれないという事です。
現代は何でもボタン1つで出来てしまうから
私たちは、以前よりも「待つ」事が難しく感じられるようになったように思います。
便利になったからこそ、実はタスクが増えている面もあり
生活の中においても、私たちは常に何かに追われるような毎日を送っていますよね。
そんな、ただでさえ時間に余裕のない中で子育てをするわけですから、いつの間にか「早くして」が口癖になり、何かと子どもを急かしてしまう。
または、こちら側が後々の面倒を避けて、すぐに「危ない」とか「これをしたら駄目」と言ってしまう事があったり
成長面においても、誰かと比較したり、良かれと思って子どもにあれこれ詰め込んでしまっている場合もあるのではないでしょうか。
「無駄」なことが減るのは、いい面もあります。
ただ、心において「間」が無くなるということは
自由な発想とか、気づきとか、感情の広がりが制限されているのと同じで
その人の心にとって一番大切な「自分らしさ」が育たなくなっていくように思います。
カウンセリングにおいても、クライアントの心の成長が促されるのは、セッションとセッションの間だと言われています。
今が決して良い状況とは言えず、1人孤独を抱えていて心細さを感じている方がいるとするなら
その今という瞬間さえも、あなたが自分という個性を育んでる過程だと捉えることも出来るのです。
私たちの心が成長する(自分を知る)ためには「気づき」が必要で、
それはどうも、こちらがあまり望まないような形でやってくるようです。
でも、その出来事が起こるのは、あなたがダメだからではなく
むしろ「あなたでいい」という事を教えてくれている可能性があるのです。
それは、あなたが自分と繋がり、自分を信頼して生きていく為に
「見る視点を変える必要性」を示しているとも言えるかもしれません。
最近の私は、朝と幼稚園の後に、息子と色々な遊びをしています。
正直に言うと、私自身は家事や仕事など、やりたい事がいくつもあって
時に息子との時間が面倒に思えてしまう時もあるのですが、
一緒に遊んだり、無心になって2人で工作したりする時間の中に
息子がふざけたり、悪戯したり
こちらが疲弊するくらい我儘を言ったり、互いの感情がぶつかる中に
「まるで毎日同じような日々を送っているなぁ」と思うような時間の中にこそ、
きっと息子の心に、大切な個性という宇宙が広がっているのだという視点を持って
私自身の心の中にも、「待つ」という芽がスローペースで成長中です(^^)
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メンタルケア KOMOREBIは
今まで自分をないがしろにしながら頑張り過ぎて生きてきた方が
傾聴を通して心を丁寧に手入れし、本来の自分の感覚を取り戻す場所です。
カウンセリング料金は、通常60分 8,000円のところ
初回のみ90分で同額とさせていただいておりますので、どうぞお気軽にお問合せください(^^)
(現在はオンラインセッションのみ行っています
※現在精神科で薬を処方されている方は、治療の妨げになる事を防ぐために予約をご遠慮いただいております。
コメント
ずいぶん前の話にはなりますが、カウンセリングを受けた直後は大丈夫かも思えても、現実に戻ると何も変わってない気がして心細く不安になることがよくありました。ゆえに続けることの意味が感じられない時もありました。でも当時のカウンセラーから「あなたの選んだことに、心は後からついてくる。それを待ちつつやっていきましょう。」と言われ、さらに一年ほど続けました。そしてだんだん待つことの中にあった芽、それは自分を信じる力や自分を慈しむ心がが育まれつつあることに気づくことができるようになっていきました。この記事を読んであらためて待つことの大切さを思いました。感謝✨